日本製紙は、2022年1月1日出荷分から印刷用紙、情報用紙、産業用紙全般の販売価格を引き上げる。値上げ幅はいずれも15％以上。

　コロナ禍による国内需要の低迷と世界的な原燃料価格の高騰、物流費や人手不足による人件費の上昇に伴い、同社では生産体制の再編やコストダウンを進めてきたが、現行の価格水準では再生産可能な収益の確保が難しく、また、地球温暖化対策の一環であるGHG削減に取り組んでいくためにも値上げせざるを得ない状況となっている。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future11/15号」より