大王製紙は、日本政策投資銀行（＝DBJ）の格付融資制度「DBJ BCM格付」において、4年連続で格付を取得した。
　DBJ BCM（Business Continuity Management）格付融資は、防災および事業継続への取組みが優れた企業を評価・選定する「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。今回は、以下の取組みが評価された（概要）。
①連結対象企業も含め、衛星電話や高度利用者向け緊急地震速報を用いた訓練や一部拠点での帰宅訓練など、多様な防災訓練を実践的に行っていることに加え、海外企業からの監査対応や有事に対応可能な人材確保にも注力し、総合的な防災力の強化に努めている
②リスク・コンプライアンス委員会を中心に、網羅的かつ中長期的な視点も勘案しながらリスクアセスメントを実施した上で、代替拠点の生産能力の調整・拡大や、有事の際の業界共助に向けた活動、IT-BCP高度化に向けた施策などに取り組み、供給責任を果たすべく事業継続戦略の実効性を高めている
③自治体との防災に関する協議の実施や事業地域の消防団活動への資金提供のほか、事業継続マネジメントに関するアンケートを通じ主要取引先の取組みの評価や改善指導を実施することで、自社のみならず地域や他社の防災・事業継続力の向上に貢献している。